ひさびさに
「ドルアーガ論」カテゴリの記事です。
先日開催しましたイベント
“四神降臨祭”、サブタイトルに「
TOD30周年記念」とありますように、2014年は
『ドルアーガの塔』30周年でした。
そんな世に出てから30年も経ったゲームですが、今もってタイムアタックやスコアアタックが加熱している印象です。
30年も昔のゲームを、なぜ我々は今だに遊んでいるのか?
答えは簡単で、このゲームが
アクションゲームとして非常に面白いから、に他なりません。
まず、よく
「ノーヒントじゃ解けない」「それでも解いた当時のゲーマーはスゴい、真似できない」という意見を、今もって見ます。
もちろん、それは本当にスゴいことですし、管理人も最初はファミコン版を攻略本片手に解いた人なので、とうてい真似のできない偉業だと思います。
ですが、それは必ずしもこのゲームのすべてではありません。
すでに語られてはおりますが、このゲームにおける宝箱の出し方とは、格ゲーで言うところの連続技、音ゲーで言うところの楽曲みたいなものです。
自分ですべてを見つけ出す必要は無く、それどころかすでに「正解」は周知されているのですから、今なら
宝箱の出し方を見ながら遊んだって構わないのです。
そうしていくうちに、このゲームの本筋は、「宝箱の出し方」という縛りのなかでいかに上手く立ち回るか、にあることがわかってくるかと思います。
以前にもブログに書きましたが、
「宝箱を出さねばならない」ことが、このゲームの面白さの本質と言ってもいいでしょう。
そして、やがてコンティニューしてでもゲームをクリアできるようになり、さらには1コインクリアが可能になってくると、さらなる高みを目指したくなってくるもの。
それは、以下に記す3つのプレイスタイルに集約されると言えるでしょう。
【1】タイムアタックいかにクリアまでの時間を短縮していくかを突き詰めます。
ムダな動きをなくし、必要最低限の宝箱だけを取ってクリアする。当然ノーミスが必須となりますが、腕に覚えのある人ならば、30分台前半を記録できます。
ただ、タイムアタックは判断基準がゲーム内にありません。ストップウォッチなどを別に用意する必要があり、ゲーム内には記録が残らないので、ちょっとモヤモヤしてしまうところです。
16SHOTSのイベントや、高田馬場ミカドで何度か開催された「タイムアタック対決」では、2人が同時にスタートして競争する形を採っております。クリアタイムよりも、「いかに相手より早いか」に基準を置くことで、見る側のモヤモヤを解消している点は上手いと思います。
【2】スコアアタック文字通り高得点を目指すものですが、当然ながらコンティニューボーナスはナシ、ZAP稼ぎもナシ。1コインでクリアする間に、どこまでスコアを稼ぐことができるかを突き詰めていきます。
スコアアタックもまた、タイムアタックとよく似ております。というのも、
『ドルアーガの塔』の多くの敵は、わざわざ遠回りして倒しに行くよりも、無視して早くクリアした方が、タイムボーナスで高得点を望めるのです。
必要な宝箱を取りつつ、ハイパーナイトやドラゴン系など高得点の敵は多少遠回りしてでも倒し、一方でマジシャンやスライムは得点が低いので無視。必然的に、呪文をかいくぐりながらナイトやドラゴンと戦う、というスタイルに行き着くこととなります。
また、スコアアタックに欠かせない稼ぎとして「残機潰し」があります。
『ドルアーガの塔』では、クリア時に残機がいくつあっても特典はないので、逆に残機のあるかぎり得点を稼いではやられることを繰り返します。
残機潰しで一番スコアが稼げるのは、じつは59階です。59階はハイパーナイト×2のほか、ドルアーガが変身したクオックスが、倒すと5000点ももらえます(敵単体では最高点)。つまり、59階では残機一体につき1万1000点稼げるのです。
そうしたテクニックを駆使していき、140万点台後半が出せれば、もはや上級者と呼べるでしょう。
【3】ノーミスハイスコア要は「残機潰しをしないハイスコア」を突き詰めていくものです。実は管理人のプレイスタイルがこれです。
前述のように、スコアアタックでは140万点台後半が見込まれますが、残機潰しで稼げるスコアは3万3000点+αとなりますので、差し引きで145万点前後が到達点となります。
ですが、140万点を超えられれば、もう上級者と言っても差し支えないでしょう。
とはいえ、「スコアを狙いながらノーミスクリア」は難しいので、「ノーミスが絶対条件」とまでは考えておらず、「残機潰しで稼ぎさえしなければミス有でもOK」ぐらいにゆるい基準で、管理人や周辺の人たちは遊んでいます。
この3つのプレイスタイル、じつはどれもほとんど同じものです。
これらのプレイの根本は、
「瞬時に状況判断をして、適切な行動をとり、効率よく進める」という、アクションゲームの基本とも呼べるもの。
その先に、「敵を倒してスコアを稼ぐか否か」という枝葉があるだけで、幹はひとつなのです。
このゲームは「敵」や「カギ」、「扉」の配置にランダム性があるため、敵の対処法のみならず、複数の敵が組み合わさった場合の対処法、地形に応じた対処法、宝箱の条件を加味した対処法、さらには得点効率やタイム短縮を念頭に置いた対処法etc.……と、数限りない対処法が求められます。
自分の中に、それぞれの対処法をストックしておき、時と場合に応じて最適な対処法を瞬時に引き出し、「適切な行動」をとる。それがこのゲームの究極的な面白さであり、上達法であり、醍醐味であると言えるでしょう。
『ドルアーガの塔』、本当に面白いゲームです。遊べば遊ぶほど、奥深さに魅了されます。
そして、幸いにして今はまだゲームセンターで遊べるところもあります。東京なんか、常設稼働中なのが4店舗もありますし。
ぜひ、実機で遊んでみてください。そして140万点を目指しましょう!!
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- 2014/12/27(土) 23:59:59|
- ドルアーガ論
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今年もはや残り10日……。あっという間ですねぇ。
さて、年を越してしまう前に、いろいろと整理してしまいましょう!
まずは10月以降の
『ドルアーガの塔』のクリア近況を。

10月14日、
Heyにて
通算131回目、同所では通算
44回目の1コインクリア。

10月24日、
クラブセガ秋葉原新館にて
通算132回目、同所では
28回目の1コインクリア。

10月30日、
高田馬場ミカドにて
通算133回目、同所では通算
46回目の1コインクリア。

11月2日、
高田馬場ミカドにて
通算134回目、同所では通算
47回目の1コインクリア。

11月19日、
高田馬場ミカドにて
通算135回目、同所では通算
48回目の1コインクリア。

11月24日、
高田馬場ミカドにて
通算136回目、同所では通算
49回目の1コインクリア。

12月1日、
高田馬場ミカドにて
通算137回目、同所では通算
50回目の1コインクリア。

12月7日、
高田馬場ミカドにて
通算138回目、同所では通算
51回目の1コインクリア。
さすがに3ヶ月分はため込みすぎました……。
そして今回、138回目にして初めての
135万点クリアを達成しました!
とはいえ、このプレイはかなり運も良かったので、それで135万点が限界となると、これより上を狙うにはプレイそのものを変える必要がありそうです。
そう、
パーマネントキャンドルを取らない等々の、修羅の道へ……。
ちなみに、なぜ135万点が限界なのか? ……といった諸々(以前twitterで話した「プレイスタイル」の話)は、また後ほど記事に書きますので。
- 2014/12/21(日) 22:20:00|
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12月です!
師走です!!
2014年も終わりです!!!
……“四神降臨祭”から早くも一週間経ちましたが、否応なしに年の瀬も迫ってまいりました。
さて、クリア報告もだいぶたまってはおりますが、それより
12月の東京ドルアーガ事情をしませんと。
Hey
●設置場所:2階奥
●筐体:イーグレットⅡ(タイトー製)
●基板Ver.:OLD
●レバー・ボタン位置:左寄り
●画面:良い
●音:大きい
●初期残機:3機
●エクステンド点数:50000
●環境(左):(壁)
●環境(右):2in1(スプラッターハウス、アウトフォクシーズ)
●環境(背後):2in1(D&D)、2in1(マジックソード、ナイツオブラウンド)、2in1(スーパーストリートファイターⅡX、スーパーマッスルボマー)
●環境(その他):上は青色の照明だが、背後の照明がやや画面に映り込む
●宝箱の出し方:筐体上部に一覧あり
●その他:ヘッドホン端子搭載、プレイヤーが多く順番待ちも発生することも
クラブセガ秋葉原新館
●設置場所:4階エスカレーター正面
●筐体:ブラストシティ(セガ製)
●基板Ver.:NEW
●レバー・ボタン位置:中央
●画面:良い
●音:普通
●初期残機:3機
●エクステンド点数:50000
●環境(左):ヴォルフィード
●環境(右):ファイナルファイト
●環境(背後):NESiCAxLive対戦台
●環境(その他):良好
●宝箱の出し方:新声社「ザ・ベストゲーム」のカラーコピーあり
●その他:周囲のゲームも音量は大きめ
東京レジャーランド秋葉原店
●設置場所:4階奥(2014/12/7更新)
●筐体:ブラストシティ(セガ製)
●基板Ver.:OLD
●レバー・ボタン位置:中央
●画面:良い
●音:小さい
●初期残機:5機
●エクステンド点数:50000
●環境(左):(壁)(2014/12/7更新)
●環境(右):エイリアンvsプレデター(2014/12/7更新)
●環境(背後):鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド(対戦台)(2014/12/7更新)
●環境(その他):特になし(2014/12/7更新)
●宝箱の出し方:別ファイル形式
●その他:5機設定なので1コインクリアは比較的やりやすい
高田馬場ミカド
【1】
●設置場所:1階奥(島中左側)(2014/12/7更新)
●筐体:アストロシティ(セガ製)
●基板Ver.:NEW
●レバー・ボタン位置:左寄り
●画面:良い
●音:普通
●初期残機:3機
●エクステンド点数:50000
●環境(左):(通路)(2014/12/7更新)
●環境(右):ドルアーガの塔
●環境(背後):2in1(ストライカーズ1945Ⅱ、ストライカーズ1999)、2in1(究極タイガー、飛翔鮫)、2in1(V・V、達人王)(2014/12/7更新)
●環境(その他):店内はやや明るい(2014/12/7更新)
●宝箱の出し方:なし
●その他:ヘッドホン端子搭載、周囲のゲームも音量は大きめ
【2】
●設置場所:1階奥(島中右側)(2014/12/7更新)
●筐体:アストロシティ(セガ製)
●基板Ver.:OLD
●レバー・ボタン位置:左寄り
●画面:良い
●音:普通
●初期残機:3機
●エクステンド点数:50000
●環境(左):ドルアーガの塔
●環境(右):ナムコクラシックコレクションVOL.1(2014/12/7更新)
●環境(背後):2in1(ストライカーズ1945、ガンバード)、2in1(ストライカーズ1945Ⅱ、ストライカーズ1999)、2in1(究極タイガー、飛翔鮫)(2014/12/7更新)
●環境(その他):店内はやや明るい(2014/12/7更新)
●宝箱の出し方:なし
●その他:ヘッドホン端子搭載、周囲のゲームも音量は大きめ(プレイへの支障は少なめ)
東京レジャーランド秋葉原店と
高田馬場ミカドの設置場所が移動しました。
とくにミカドは、長きにわたり2階にありましたが、1階に2台とも移動してきました。
以前よりも周囲が明るくなり、かつ後ろの通路もやや広くなりましたので、ギャラリーしたり写真撮ったりがやりやすくなったかもしれません。
年末東京にいらっしゃる方は、本物のドルアーガをゲーセンで遊んでみてはいかがでしょうか?
- 2014/12/07(日) 23:59:59|
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